7月27日(月)~29日(水)の2泊3日、兵庫県内の西脇ロイヤルホテルにて、学習合宿を実施しました。
高校2年生の学習合宿…。高校2年生の夏は「受験勉強をスタートさせる」大切な時期。
自分の弱点や抜けている学習内容を把握した上で、高校2年生1学期までの総復習に自ら取り組む意識改革と習慣の是正をメインテーマとして、学習をスタートさせました。
合宿中は、授業よりも、「自習時間」に重点を置き、2泊3日の中で、15時間弱の自習時間を設定。
今回、多くの自学自習を時間設定したのも、「させられる」勉強から「自分で進める」勉強を、自ら体験することでこれまでの自分自身の中の「弱さ」「甘さ」と向き合い、受験勉強で大切なものを「実感」として気づかせるため…。
最初は、集中力が続かない生徒、単語帳ばかりを見ている生徒、1つの教科ばかりやっている生徒が多数見られましたが、途中から、ほとんどの生徒の集中力が高まり、これまでの総復習に本気で取り組んでいる姿勢が印象的でした。
その他、学習合宿中、以下のプログラム等を行いました。
① 河合塾の講師の先生による学びに関する「進学講演会」
② 生徒自身による「数学」、「国語」の内容に関するアカデミックなプレゼンテーション
③ 英語・数学・古・常識力の4種類の小テスト(各2~3回ずつ)
④ 国・数・英の授業
その中でも、①の河合塾の講師の先生による講演は、生徒達のやる気に火が付いた様子でした。
先生は、「大学受験のためには、目的を持って、自分の覚悟を決めなければ何も始まらない」「広い視点で物事を見るように学ぶ」ことを力説されました。
また、学習合宿では初の試みとして、②の2人の生徒によるプレゼンテーションを行いました。
数学に興味のある生徒は、「バーゼル問題」という内容を、熱心にその内容と面白さを披露してくれました。国語に興味のある生徒は、「生まれる漢字、消えていく漢字」と題して、国字、則天文字などをわかりやすく解説してくれました。
同年代の生徒が、幅広い知識と興味を持って、堂々と120数名の前でプレゼンテーションをする…。このことは、多くの生徒の意識を大きく変えてくれたことでしょう。
「学ぶ」とは何か。「拡がる」ような学びを大切に。「このままではいけない。自分を変えなくては」という気づきと痛感。「自習に向き合う」ことによって培った自信と体力(耐力)。
受験勉強は自分を変えてくれるものーーー本校の卒業生がそう言っていたのを思い出しました。彼らのこれからの変容に大きく期待の膨らんだ2泊3日の学習合宿でした。